肌荒れが何度も繰り返す本当の原因はバリア機能の慢性的な低下にあります。悪循環が起きる仕組みと、スキンケア成分がバリアを傷つけているケース、見直しのポイントをまとめました。

過敏肌・汚肌のケア

肌荒れが何度も繰り返す本当の原因とバリア機能の崩れの関係

執筆者 : 開発者松本千賀子

保湿をしているのに肌荒れが繰り返す。化粧水を変えてもすぐに荒れる。皮膚科に行っても根本的に改善しない—こうした経験をお持ちの方は、「肌荒れを繰り返す仕組み」そのものを理解できていないまま対処療法を続けている可能性があります。
肌荒れが繰り返す背景には、バリア機能の崩れという根本的な原因があります。この記事では、その仕組みと、繰り返しの悪循環を断つために何が必要かを解説します。

「肌荒れが治った」は本当に治ったのか

肌荒れが一時的に落ち着くことと、根本的に改善することは別のことです。赤みが引いた、ざらつきが減った—そう感じても、しばらく経つとまた同じ症状が出てくる。この繰り返しに悩んでいる方は少なくありません。

一時的な改善は、症状の表面が落ち着いただけで、肌荒れを引き起こしやすい土台が変わっていない状態です。肌荒れが何度も繰り返す方の多くは、バリア機能が慢性的に低下した状態が続いています。


バリア機能とは何か

皮膚の最も外側にある角質層は、外部の刺激・乾燥・異物から肌を守る「バリア」として機能しています。このバリア機能を支えているのが、角質細胞と、細胞と細胞の間を埋める細胞間脂質(セラミドなど)です。

角質層の細胞はケラチンというタンパク質で構成されており、硫黄を含む「ジスルフィド結合」によって立体的な構造(ハンモック構造)を形成しています。この構造が整っているとき、角質層は外部刺激をはじき、肌の水分を内側にしっかりと保持することができます。

バリア機能が正常に働いている肌は、多少の刺激を受けてもすぐに荒れることがなく、肌の状態が安定しています。逆にバリア機能が低下した肌は、わずかな刺激にも過敏に反応しやすくなります。

📌 バリア機能を支える2つの要素
  • 角質細胞のケラチン構造……ジスルフィド結合によるハンモック構造が、外部刺激を防ぎ水分を保持する
  • 細胞間脂質(セラミドなど)……角質細胞の間を埋めて、外部からの異物侵入と水分蒸発を防ぐ

バリア機能が崩れると何が起きるか

バリア機能が低下した肌では、本来はじくはずの外部刺激が角質層の内側まで入り込みやすくなります。その結果、肌が過敏に反応し、赤み・かゆみ・乾燥・ざらつきといった症状が現れやすくなります。

問題はここで終わりません。肌荒れの状態そのものが、バリア機能をさらに低下させます。この悪循環が、肌荒れが何度も繰り返す本当の原因です。

⚠ 肌荒れが繰り返す悪循環
バリア機能の低下
外部刺激が角質層の内側に侵入しやすくなる
肌が過敏に反応し、赤み・乾燥・ざらつきが起きる
肌荒れがバリア機能をさらに傷つける
さらにバリア機能が低下し、また荒れやすくなる
↓ (繰り返し)

この悪循環の中では、対処療法だけを繰り返しても根本的な改善には至りにくい状態です。症状だけを抑えようとすることで、バリア機能そのものへのアプローチが後回しになりがちです。


バリア機能を崩す原因はスキンケアにも潜んでいる

バリア機能が低下する原因は、紫外線・乾燥・体調の変化だけではありません。日常的に使っているスキンケアの成分が、バリア機能を傷つけている場合があります。

エタノール(アルコール)

エタノールは化粧水に広く使われていますが、揮発する際に角質層の細胞間脂質を溶解させる性質があります。使うたびにバリア機能を支える細胞間脂質が失われていくと、肌は慢性的にバリア機能が低下しやすい状態になっていきます。

合成界面活性剤

洗浄力の強い合成界面活性剤は、皮脂や角質の脂質を必要以上に取り除くことがあります。皮脂は肌の潤いを保つための重要な成分であり、過剰に除去することはバリア機能の低下につながります。

合成防腐剤

製品の腐敗を防ぐための合成防腐剤の中には、肌本来の常在菌バランスに影響する可能性があるものもあります。肌の常在菌は、外部からの異物に対する防御の一端を担っており、そのバランスが崩れることで肌の状態が不安定になることがあります。

バリア機能を傷つけやすい成分チェック

  • エタノール(成分表の上位に記載されていないか)
  • 合成界面活性剤(ラウリル硫酸Naなど)
  • 合成防腐剤(フェノキシエタノール、パラベン類など)
  • 合成香料
  • 増粘剤

肌荒れを繰り返している方が、これらの成分を含む化粧水を毎日使い続けているとすれば、ケアをしながらバリア機能を傷つけているという状況が生まれている可能性があります。


バリア機能の崩れに対してできること

肌荒れの悪循環を断つためには、バリア機能を傷つける要因を取り除くことが先決です。症状への対処より先に、「なぜバリア機能が低下し続けているのか」を見直すことが必要です。

刺激要因を取り除く

まず取り組みやすいのは、使っているスキンケアの成分を見直すことです。エタノール・合成界面活性剤・合成防腐剤・合成香料・増粘剤が含まれていないかを確認し、これらを含まないシンプルな処方の化粧水に変えることで、毎日の刺激をまず減らすことができます。

角質層のケラチン構造を整えるアプローチ

バリア機能を支えるケラチン構造は、硫黄を含むジスルフィド結合によって形成されています。天然硫黄水はこのジスルフィド結合と化学的に親和性が高い素材として知られており、角質層が本来の状態を保ちやすくなることが期待されています。

表面の症状を抑えるのではなく、角質層そのものを整えるアプローチが、繰り返す肌荒れに対して長期的な視点から有効とOLIMは考えています。

継続して使い続けること

角質層のターンオーバーには約28日かかるとされています。バリア機能の状態が変化していくには、一定期間使い続けることが必要です。一度試してすぐに効果を判断するのではなく、少なくとも数週間単位で肌の変化を観察することが大切です。

📌 繰り返す肌荒れに対してできること
  • 使っているスキンケアの成分を見直し、刺激要因を取り除く
  • エタノール・合成界面活性剤・合成防腐剤・合成香料・増粘剤を含まない処方に変える
  • 角質層のケラチン構造を整えることを意識したアプローチを選ぶ
  • ターンオーバーの周期を意識して、数週間単位で継続する

OLIMが繰り返す肌荒れの方に選ばれる理由

OLIMはエタノール・合成界面活性剤・合成防腐剤・合成香料・増粘剤を一切使用していません。バリア機能を傷つける要因をあらかじめ処方から取り除いた化粧水です。

使用成分は、天然硫黄を含む貝化石水・グリセリン・ゲットウ葉エキス・ローズマリー葉エキス・BGの5種類のみ。天然由来成分98.6%の処方で、角質層のケラチン構造に働きかけやすい天然硫黄の特性を活かしています。

「何を使っても荒れ続ける」という状態が長く続いているとすれば、まず刺激要因のない化粧水から試してみることが、その入り口になるかもしれません。

無理な勧誘はなし。まず肌で確かめてみてください

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開発者松本千賀子

株式会社スキンケアラボラトリ代表。
化粧品業界に40年携わり、延べ10万回以上の肌相談を重ねてきました。
その経験をもとに太古の海の地層から生まれたミネラルを含む水をベースに、自然由来にこだわった化粧水を開発しました。
試作品のその浸透性に興奮して夜も眠れなかったぐらいです。
お客様からも 「肌にどんどん入っていく感じがする」 「つけると肌がひんやり落ち着く」 という声をいただいています。
与えすぎない、削ぎ落とすケアを大切に、 今も自分の肌で確かめながら改良を続けています。

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