この成分で最初のオリジナル化粧水を製造できたことは、最大の幸運だったと思っています。
すべての始まりは、50代の肌トラブルだった
スキンケアビジネス歴は40年。みずからの肌を救ってくれたスキンケア製品を30年使い続けていました。
50代半ば、肌は突然変わりました。それまで使い続けてきた化粧水が合わなくなり、何をつけても肌に届いている実感が持てなくなった。乾燥・ざらつき・くすみが続き、化粧水を変えても、成分にこだわっても、変化が感じられない。「もう何もしなくてもいいのかもしれない」とさえ思いかけた時期がありました。
そこから様々な経緯を経て、ひとつの決断をしました。「既存の製品に答えがないなら、自分でつくるしかない」——オリジナルのスキンケアを製造することを決意したのです。
製造を依頼した工場と打ち合わせを重ね、最初の試作品を試したとき、その浸透性に驚きました。その工場が独自に開発していたベース水が、北海道・阿寒湖周辺の地層から採取された貝化石抽出水として使われており、おそらくその素材感が中心にあり、この圧倒的な浸透性をつくっているのだろうと思いました。
感覚の正体を確かめたくなりました。「この水には何が入っているのか。なぜ肌が変わるのか」——その問いが、成分分析と研究の始まりでした。
阿寒湖の貝化石水とは何か
阿寒湖は北海道東部、釧路管内にある火山性のカルデラ湖です。その周辺には、太古の湖底に堆積した貝類が長い年月をかけて化石化した土壌が広がっています。OLIMが使用する貝化石抽出水は、この貝化石を含んだ土壌を濾材として工場で製造されたものです。天然の貝化石が持つミネラル成分が水に移行することで、精製水とはまったく異なる性質の水ができあがります。成分表示上は日本化粧品工業会の規定により「水」と表記されますが、その中身は天然由来の複合ミネラルを含む独自の素材です。
成分分析の結果、この貝化石水には複数の天然ミネラルが含まれていることが確認されました。中でも着目したのが、天然の硫黄成分の存在です。
さらに各種の研究情報を重ね合わせていく中で、ひとつの重要なことが浮かび上がってきました。硫黄は、皮膚の角質細胞に含まれるケラチンというタンパク質の構造に、深く関わっているということです。
分析と研究の先にたどり着いた「ケラチンのハンモック」という答え
角質細胞の主成分であるケラチンは、「ジスルフィド結合(S−S結合)」という硫黄を介した化学結合によって立体的な網目構造を形成しています。この網目構造が水分子を抱え込み、保持するように機能することから「ハンモック構造」と呼ばれています。健康な肌がしっとりと水分を保てるのは、このハンモック構造が正常に機能しているからです。
一方、このジスルフィド結合は加齢・紫外線・合成洗浄成分などによって傷つきやすく、結合が弱まるとハンモックの網目がゆるみ、水分が逃げやすくなります。これが乾燥肌・敏感肌・汚肌の根本的な原因のひとつです。
ケラチンのジスルフィド結合は「硫黄(S)」を介した結合です。貝化石水に含まれる天然硫黄が、この結合を外側からサポートするという考えは、以下の科学的事実と情報が積み重なることで導き出されました。①ケラチンタンパク質のシステイン残基が硫黄を介してS-S結合を形成し構造を維持することは生化学の基礎として確立されている。②欧州・日本の温泉医学(バルネオロジー)研究において、硫黄泉がアトピー性皮膚炎・乾癬・肌荒れの改善に寄与することが報告されている。③皮膚科学において外用硫黄製剤が皮膚調整に使われてきた長い歴史がある。ただし「貝化石水の天然硫黄を化粧水として塗布することでジスルフィド結合を補強する」という特定のメカニズムは、これらの知見からの合理的な推論であり、私自身の実体験とお客様の声がその確信を支えています。
しかし理論だけでは足りません。この考えを最終的に確信へと変えたのは、データではなく「実際の肌の変化」でした。
確信を深めた「自分の肌」と「お客様の声」
試作品の段階から自身の肌で使い続け、変化を長期にわたって観察しました。40年の研究の中で感じてきた「成分を配合しても届かない限界」が、貝化石水を基材にした試作品では感じられなくなっていました。
乾燥のサイクルが穏やかになり、化粧水をつけたあとの肌の落ち着き方が変わり、繰り返していた肌荒れが安定していく——これは72歳になった今も続く、私自身の実体験です。フェノキシエタノールのような強い合成防腐剤を避けるべきだという判断も、理論だけでなくこの実体験から来ています。
そして製品として届け始めたとき、お客様からの声がその確信をさらに重ねていきました。
「10年以上、化粧水を変えるたびに肌荒れを繰り返していました。OLIMを試したとき、初めてひりひりしない化粧水に出会えました。1ヶ月続けた頃から肌の赤みが落ち着いてきて、今は毎日続けられています」
「つけてもすぐ乾燥する肌が何年も続いていました。OLIMはなじみ方がこれまでと全然違って、使い続けるうちにつっぱりが出るまでの時間が変わってきました。成分がこんなにシンプルなのに変わるとは思っていませんでした」
「年齢とともに肌がくすんでざらつきが気になるようになっていました。OLIMを3ヶ月ほど続けた頃から、肌のトーンが少し整ってきた感じがします。化粧のりも変わりました」
「使ってみたら何か違う」という最初の直感が、分析・研究・自身の実体験・お客様の声によって重層的に裏付けられていきました。これがOLIMという製品の成り立ちです。
無理な勧誘はなし。まず肌で確かめてみてください
OLIMが生まれるまでの道のり
50代半ばに肌が突然変わり、何をつけても効果を感じられなくなった。様々な経緯を経て「自分でつくるしかない」とオリジナルスキンケアの製造を決意。製造工場との最初の打ち合わせから、「合成防腐剤・合成界面活性剤は使わない、天然由来を中心に」という方針は前提として伝えていた。自分自身の肌トラブルの経験が、その考えの根底にあった。その方針のもとで工場が用意したベース水が、北海道阿寒湖の貝化石抽出水だった。最初の試作品を使ったとき、これまで経験したことのない浸透性に驚いた。
感覚の正体を確かめるために成分分析を実施。貝化石水に天然硫黄を含む複数のミネラルが含まれていることが判明。さらに様々な研究情報と照合し、「硫黄がケラチンのジスルフィド結合を補助する」というメカニズムへの理解が深まる。
ケラチンの網目構造(ハンモック構造)を天然硫黄が外側から補強できるという仮説が固まる。理論は自身の長期使用による実体験と、初期のお客様の声によってさらに確かなものになっていく。
発売から13年以上、基本処方を変えることなく多くの方へ届け続けている。72歳になった今も毎日使い続けており、OLIMが実体験に根ざした製品であることを体現し続けている。
OLIMの全成分と設計の考え方
- 水(貝化石抽出水)……北海道阿寒湖周辺の地層由来。天然硫黄を含む複合ミネラルを含有。成分表示上「水」と記載(日本化粧品工業会規定による)
- グリセリン……植物由来の保湿成分。水分を引きつけ、角質層の水分環境を整える
- ゲットウ葉エキス……沖縄月桃の葉由来。保湿・抗酸化・肌を整える作用を持つ天然植物エキス
- ローズマリー葉エキス……BGによる特殊な抽出法で高度な静菌作用を実現。合成防腐剤を不要にする
- BG(ブチレングリコール)……ローズマリー葉エキスの抽出溶剤として使用。静菌・保湿・使用感向上に貢献。唯一の合成成分
- エタノール(合成アルコール)
- 合成界面活性剤
- 合成防腐剤(パラベン・フェノキシエタノール等)
- 合成香料
- 増粘剤
まとめ
OLIMは、阿寒湖の貝化石水を使った試作品の「これは違う」という直感から始まりました。成分分析と様々な研究情報によって、天然硫黄がケラチンのハンモック構造(ジスルフィド結合)を補強するというメカニズムが明らかになり、そこへ開発者自身の実体験とお客様の声が重なることで、確信が生まれました。
13年間変わらない処方は、「これでいい」という妥協ではなく、「これ以外に必要なものはない」という確信の結果です。
- OLIMの原点は試作品を使ったときの「使用感の驚き」だった
- 成分分析により、貝化石水に天然硫黄を含む複合ミネラルが確認された
- 様々な研究情報から、天然硫黄がケラチンのハンモック構造を補強するというメカニズムへと到達
- 開発者自身の長期使用とお客様の声が、理論の確信を裏付けた
- 全成分5種類・天然由来98.6%・不使用5項目という処方は13年間変わっていない
無理な勧誘はなし。まず肌で確かめてみてください