OLIMが13年間こだわってきたのは、北海道阿寒湖の貝化石土壌から抽出した水をベースに使うことです。ミネラル分が豊富で分子量が小さいこの水は、一般的な精製水とは角質層への届き方が根本から異なります。この記事では、肌に化粧水が浸透しなくなる仕組みと、OLIMのベース水がそこにどうアプローチするのかを解説します。
化粧水が浸透しなくなる仕組み
化粧水が肌に浸透するとは、水分や保湿成分が皮膚の表面から角質層の内側へと入り込んでいく状態です。この浸透が起きにくくなるのには、角質層の構造が深く関係しています。
角質層は、ケラチンを主成分とする角質細胞と、細胞間を埋める細胞間脂質(セラミドなど)で構成されています。正常な角質層では、細胞間脂質がすき間を埋めて水分の蒸発を防ぎ、角質細胞がケラチン構造によって水分を内側に引き込んでいます。
しかし、乾燥・摩擦・紫外線・エタノール入り化粧水の繰り返し使用などによって、ケラチン構造が変化したり細胞間脂質が失われたりすると、化粧水をつけても表面で蒸発するだけで内側まで届かない状態になっていきます。
この状態を改善するには、「より濃い保湿成分を補給する」方向ではなく、角質層の構造そのものに届く水を選ぶことが先決です。ここにOLIMのベース水の考え方があります。
OLIMのベース水:貝化石土壌の抽出水とは
OLIMが化粧水のベースとして使用しているのは、北海道阿寒湖周辺の貝化石土壌から抽出した水です。数万年前の貝が堆積してできた地層を長い時間をかけて通り抜けることで、この水は独自の性質を持つようになります。
なお、この水はJCIA(日本化粧品工業連合会)の規定に基づき、成分表示では「水」と表記しています。
なぜ「分子量の小ささ」が浸透につながるのか
水は分子の集まり方によって、角質層への届きやすさが大きく変わります。一般的な精製水では水分子が大きなクラスター(かたまり)を形成していることが多く、角質細胞のすき間を通りにくい状態になっています。
一方、貝化石土壌を長時間かけて通り抜けた水は、その過程でクラスターが細かく分解された状態になっていると考えられています。分子クラスターが小さいほど、角質細胞間の微細なすき間に入りやすく、水分と一緒に溶け込んだミネラル成分も角質層の深い位置まで届きやすくなります。
化粧水の「浸透力」はしばしば保湿成分の種類で語られますが、実際にはベースとなる水の性質そのものが浸透の出発点になっています。どんな優れた成分を配合しても、その成分を運ぶ水が角質層に届かなければ、効果は表面どまりになってしまいます。OLIMが処方のほぼすべてを「水」で構成し、その水にこだわる理由がここにあります。
| 項目 | 一般的な精製水ベース | 貝化石抽出水ベース(OLIM) |
|---|---|---|
| 分子クラスター | 大きく、角質層を通りにくい場合がある | 細かく、角質細胞間に入りやすい |
| ミネラル分 | 除去されていることが多い | 貝化石由来の複合ミネラルを含む |
| 角質層への働き | 水分補給が主な役割 | ミネラルがケラチン構造の安定をサポート |
| 硫黄成分 | 含まない | 天然硫黄を含み、ケラチンのジスルフィド結合維持に関わる |
ミネラルが角質層のケラチン構造に関わる理由
角質層に化粧水が浸透しにくくなる根本的な原因のひとつが、ケラチン構造の変化です。ケラチンはタンパク質の繊維が複雑に絡み合い、内部に硫黄を介した「ジスルフィド結合」という化学的なつながりを持っています。この結合が安定しているとき、角質細胞はしっかりと形を保ち、水分を内側に引き込む力を発揮できます。
ミネラルは、このタンパク質構造の維持を補助的に支える役割を果たします。各種ミネラルは酵素の補因子として働き、皮膚の代謝や細胞の修復プロセスを支えていることが知られています。OLIMでは貝化石由来の複合ミネラルを含みますが、含有する具体的なミネラル種の表示は行っていません。
精製水はミネラルを除去した純粋な水のため、ベースとして使っても肌のタンパク質構造に対して直接的に働きかける成分を持ちません。一方、貝化石由来のミネラルを含む抽出水は、水分補給と同時に角質層のケラチン構造を整えるための微量成分を届けることができます。これが精製水との本質的な違いです。
天然硫黄がケラチンに届くことの意味
OLIMの貝化石抽出水には、天然の形で溶け込んだ硫黄成分が含まれています。この点が、OLIMの処方における最も重要なポイントのひとつです。
ケラチンのジスルフィド結合(S-S結合)は、その名のとおり硫黄原子(S)が2つ結びついた構造です。この結合が弱まると、角質細胞は変形しやすくなり、水分を保持する力が落ちます。逆にこの結合が安定していると、角質細胞は正しい形を維持し、化粧水の浸透を受け入れやすい状態が続きます。
化粧品に「添加物として配合した硫黄」ではなく、土壌から自然に溶け出した天然硫黄を含む水そのものをベースに使う——これがOLIMが13年間変えずに守ってきた処方の核心です。天然の形で溶け込んでいることで、角質層に対して穏やかに、しかし継続的に働きかけることができると考えています。
🌿 OLIMのベース水が角質層に届く3つの理由
① 分子クラスターが小さい:角質細胞間のすき間に入りやすく、浸透の出発点から違う
② 複合ミネラルを含む:水分補給と同時に、ケラチン構造の安定を支える微量成分を届ける
③ 天然硫黄を含む:ケラチンのジスルフィド結合の維持に関わり、角質細胞が水分を保ちやすい状態をつくる
浸透を妨げているケアを合わせて見直す
OLIMのベース水が角質層への届きやすさを持っていても、日々のケアで角質層を傷め続けていれば効果は半減します。浸透力の回復のために、合わせて見直してほしい習慣があります。
エタノール入り化粧水の使用
エタノールは細胞間脂質を溶かす性質を持ちます。使うたびに角質のバリア成分が失われ、かえって浸透力が低下するサイクルに入りやすくなります。OLIMはエタノールを一切使用していません。
洗顔のしすぎ・強い洗浄料
合成界面活性剤を多く含む洗浄料や1日複数回の洗顔は、皮脂だけでなく細胞間脂質まで洗い流してしまいます。角質層のバリア機能が繰り返し傷むと、化粧水が浸透する前に水分が蒸発しやすくなります。
摩擦・パッティング
コットンで擦る、強くパッティングするといった摩擦は角質細胞の表面を傷めます。化粧水はやさしくハンドプレスで押し込む方法が、角質層を傷めずに浸透を促す基本です。
- エタノール・合成界面活性剤不使用の化粧水を選ぶ
- 洗顔はぬるま湯で丁寧に。回数と摩擦を最小限にする
- 化粧水はコットンではなくハンドプレスで押し込む
- ベース水の分子量・ミネラル含有にまで目を向けて選ぶ
OLIMの全成分と処方の考え方
OLIMの処方全体の設計思想については、OLIMの処方設計ページで詳しく紹介しています。
| 水(貝化石水) | 北海道阿寒湖の貝化石土壌から抽出した水。分子クラスターが小さく角質層に届きやすい。複合ミネラルと天然硫黄を含み、ケラチン構造の安定をサポートします。成分表示はJCIA規定に基づき「水」と表記しています。 |
| グリセリン | 天然由来の保湿成分。水分を角質層に引き込み、うるおいを長く保ちます。 |
| ゲットウ葉エキス | ショウガ科の植物由来エキス。肌のコンディションを整え、角質層のケアをサポートします。 |
| ローズマリー葉エキス | ハーブ由来の天然エキス。抗酸化作用を持ちます。BGで抽出することで静菌作用も発揮され、合成防腐剤(フェノキシエタノールなど)を使わない処方を実現しています。 |
| BG(ブチレングリコール) | ローズマリー葉エキスの抽出溶剤として使用。BGによる抽出がローズマリー葉エキスの静菌作用を引き出し、製品の品質を保ちます。配合成分として正直に表示しています。 |
天然由来成分の配合比率は98.6%。5成分というシンプルな処方の中で、ベースの水にこそ最大のこだわりがあります。
- エタノール
- 合成界面活性剤
- 合成防腐剤
- 合成香料
- 増粘剤
使い続けることで感じた変化
まとめ|浸透の問題は「ベースの水」から解決する
🌿 この記事のポイント
① 化粧水が浸透しないのは、角質層のケラチン構造・細胞間脂質の機能低下が根本原因
② 一般的な精製水は分子クラスターが大きく、角質層を通りにくい場合がある
③ OLIMは貝化石土壌の抽出水をベースに使用。分子クラスターが小さく、角質層に届きやすい
④ 複合ミネラルと天然硫黄を含み、ケラチン構造の安定をサポートする
⑤ エタノール・合成界面活性剤不使用で、ケアのたびに角質層を傷めない処方設計
化粧水が浸透しないと感じたとき、より高価な保湿成分を探す前に、まずベースの水に目を向けてみてください。OLIMの無料サンプルで、貝化石抽出水の浸透感を実際の肌で確かめてみてください。
無理な勧誘はなし。まず肌で確かめてみてください