肌の土台をつくる

肌の土台づくりに必要な成分とは|化粧水選びで見るべきポイント

執筆者 : 開発者松本千賀子

「化粧水を変えても乾燥が続く」「過敏肌に合う化粧水が見つからない」——こうした悩みの原因の多くは、化粧水に含まれる成分の選び方にあります。どれだけ保湿成分が豊富でも、肌の土台(角質層のケラチン構造)を傷める成分が入っていれば逆効果になることがあります。この記事では、肌の土台づくりに本当に必要な成分と、化粧水を選ぶときに確認すべきポイントを解説します。

肌の土台づくりに「成分選び」が重要な理由

肌の土台とは、角質層のケラチン構造・細胞間脂質・水分保持のバランスが整った状態を指します。この土台が崩れると、どれだけ高価な化粧水を使っても成分が届かず、乾燥や肌荒れが繰り返されます。

土台づくりにおいて成分選びが重要である理由は2つあります。

ひとつは「補う成分を選ぶこと」。肌の土台には細胞間脂質(セラミド・脂肪酸・コレステロール)とケラチン構造の両方が関わっていますが、OLIMがアプローチするのはケラチン構造です。天然硫黄がジスルフィド結合を補うことで、水分を保持できる構造そのものを整えます。細胞間脂質(セラミドなど)を直接補う成分は配合していません。

もうひとつは「壊す成分を避けること」。どれだけ良い成分を配合していても、同時にバリアを傷める成分が入っていれば、プラスとマイナスが打ち消し合います。「引く(刺激を除く)」と「補う(土台を整える)」の両方を満たす化粧水だけが、肌の土台を本当に整えられます。


肌の土台づくりに必要な成分

土台成分天然硫黄(天然抽出水)

肌の土台の核心はケラチンのハンモック構造です。このハンモックを支えているのが「ジスルフィド結合(S−S結合)」——硫黄と硫黄をつなぐ化学結合です。加齢・乾燥・合成成分などによってこの結合が弱まると、ケラチン構造がゆるみ、水分保持力とバリア機能が低下します。

天然の硫黄成分はこのジスルフィド結合を補い、ケラチン構造のサポートに働くと考えられています。一般的な保湿成分が「水分を表面に乗せる」ものであるのに対し、天然硫黄は「水分を保持できる構造そのものを整える」アプローチです。市販の化粧水にはほとんど含まれておらず、OLIM天然硫黄化粧水の最大の特徴でもあります。

なお、天然硫黄を含む貝化石水は、成分表示上「水」と表記されます(JCIA規定に基づく)。成分表の「水」がどのような水か、メーカーに確認することが重要です。

保湿成分グリセリン(天然由来)

グリセリンは角質層の水分を引き寄せて保持する代表的な保湿成分です。天然由来のグリセリンは肌なじみが良く、過敏肌にも比較的刺激が少ない成分として知られています。

重要なのは「グリセリンだけで保湿が完結するわけではない」という点です。グリセリンが水分を引き寄せても、ケラチン構造が弱っていれば水分はすぐに逃げてしまいます。グリセリンはあくまで「水を引き寄せる役割」であり、土台を整える成分と組み合わせることで初めて効果を発揮します。

整肌成分天然植物エキス

ゲットウ(月桃)葉エキスやローズマリー葉エキスなど、天然植物由来のエキスは肌の調子を整える成分として機能します。これらは合成成分と異なり、肌に余分な負担をかけずに整肌作用をもたらします。

ローズマリー葉エキスは抗酸化作用が知られており、肌を健やかに保つ働きを持ちます。ゲットウ葉エキスは沖縄の月桃から抽出される植物成分で、肌環境を整える作用があります。いずれも、シンプルな処方の中で確かな役割を果たす成分です。


化粧水選びで「避けるべき成分」

土台づくりに必要な成分を選ぶと同時に、肌の土台を壊す成分を避けることが不可欠です。以下の成分が配合されている化粧水は、過敏肌・乾燥肌・汚肌の方には特に注意が必要です。

避けるべきエタノール(アルコール)

エタノールは角質層の細胞間脂質(セラミドなど)を溶かし、バリア機能を低下させます。化粧品に保存料として配合された低濃度のエタノールでも、経皮水分蒸散量(TEWL)の増加と肌水分量の低下が確認されています(Schwarz et al., 2025 / 査読済み研究)。「さっぱりした使い心地」はバリアが壊れているサインである可能性があります。

成分表示では「エタノール」「アルコール」と記載されます。「変性アルコール」も同様に避けるべき成分です。

避けるべき合成界面活性剤

合成界面活性剤は油と水を混ぜるために使われますが、肌に使用すると角質層の細胞間脂質の構造を乱す可能性があります。長期使用による蓄積ダメージが懸念される成分のひとつです。成分表示では「ポリソルベート○○」「PEG-○○」「ラウレス硫酸Na」などと記載されることが多いです。

避けるべき合成防腐剤

フェノキシエタノールをはじめとする合成防腐剤は化粧品の保存期間を延ばすために配合されますが、過敏肌・乾燥肌・年齢肌の健康な肌細胞に悪影響を与える可能性があります。肌荒れが繰り返す方は、使用している化粧水に合成防腐剤が含まれていないか確認することをおすすめします。

避けるべき合成香料・増粘剤

合成香料はアレルギー反応を引き起こすリスクがあり、過敏肌の方には特に注意が必要な成分です。増粘剤はテクスチャーをととのえるために使われますが、毛穴を詰まらせ、汚肌の原因になるケースがあります。「とろみのある化粧水」には増粘剤が含まれていることが多いです。


成分表示の正しい読み方——化粧水を選ぶ前に確認すること

化粧水の成分表示(全成分表示)は、配合量が多い順に記載されています。成分表示の読み方を知ることで、どんな化粧水かを自分で判断できるようになります。

📋 成分表示チェックの手順
  1. 先頭に何が来ているか確認する:「水」が最初であれば水ベースの化粧水。水の次に何が来るかが重要です
  2. エタノール・アルコールの有無を確認する:「エタノール」「アルコール」「変性アルコール」があれば注意
  3. 合成界面活性剤の有無を確認する:「ポリソルベート」「PEG-」「ラウレス」などが含まれていれば合成界面活性剤
  4. 合成防腐剤の有無を確認する:「フェノキシエタノール」「パラベン」などが含まれていれば合成防腐剤
  5. 成分数を確認する:成分数が少ないほどシンプルな処方。何が入っているか把握できる化粧水を選ぶ

成分の「少なさ」がシンプルな処方の証明になる理由

成分数が少ない化粧水は「物足りない」と思われがちですが、肌の土台づくりの観点ではむしろ優れた特徴です。成分が少ないということは、それだけ肌への負担となりえる要素も少なく、何が肌に合って何が合わないかが明確にわかります。

特に過敏肌・汚肌・乾燥肌の方は、肌が不安定なときに多数の成分を与えると、どの成分が反応を引き起こしているのか判断できなくなります。成分数を絞り、必要なものだけを確かめながら使えることが、土台回復期のスキンケアにおいて最も安心できる選び方です。


OLIMの成分が肌の土台づくりに適している理由

OLIMの天然硫黄化粧水は全5成分で構成されています。

成分名分類役割
水(貝化石水)天然由来北海道阿寒湖産の貝化石から抽出した天然硫黄を含む水。ケラチンのジスルフィド結合をサポートする主成分。成分表示上は「水」と表記(JCIA規定)。
グリセリン天然由来角質層の水分を引き寄せて保持する保湿成分。
ゲットウ葉エキス天然由来沖縄・月桃の葉由来。肌の調子を整える天然植物成分。
ローズマリー葉エキス天然由来抗酸化作用を持つ植物エキス。肌を健やかに保つ。
BG(ブチレングリコール)合成成分ローズマリー葉エキスの静菌作用を最大限に引き出すための特殊な抽出方法に必要な溶剤。

全5成分のうちBGは合成成分ですが、エタノール・合成界面活性剤・合成防腐剤・合成香料・増粘剤はすべて不使用。天然由来成分98.6%のシンプルな処方は、肌への刺激を最小化しながらケラチン構造にアプローチするという設計思想に基づいています。

OLIMが「引く・補う」を同時に実現できる理由
  • 引く:エタノール・合成界面活性剤・合成防腐剤・合成香料・増粘剤をすべて不使用にすることで、バリアへの刺激入力をゼロに近づける
  • 補う:天然硫黄(貝化石水)がケラチンのジスルフィド結合をサポートし、水分を保持できる構造そのものを整える
  • シンプル:全5成分だからこそ、何が肌に作用しているかが明確で、過敏肌でも試しやすい

よくある質問(FAQ)

Q. ヒアルロン酸・コラーゲン配合の化粧水は土台づくりに効果がありますか?
ヒアルロン酸・コラーゲンは水分を表面に保持する保湿成分として機能しますが、角質層のケラチン構造そのものを整える働きはありません。土台が崩れている状態では、これらの成分を重ねても水分は保持されにくいです。まずケラチン構造を整えることが先決で、そのうえで保湿成分が活きてきます。
Q. 成分数が少ない化粧水は保湿力が低いのでは?
成分数の多さと保湿力は必ずしも比例しません。肌の土台(ケラチン構造)が整っていれば、シンプルな成分の化粧水でも水分保持力は高まります。多くの成分を配合していても、その中に刺激成分が含まれていれば、保湿効果を上回るダメージが生じることがあります。
Q. セラミド配合の化粧水は土台づくりに有効ですか?
セラミドは細胞間脂質の主成分であり、バリア機能にとって重要な成分です。ただし、OLIMはセラミド・脂肪酸・コレステロールなど細胞間脂質を補う成分を配合していません。OLIMのアプローチは「ケラチンのジスルフィド結合を天然硫黄で補う」という別の角度からの土台づくりです。
Q. BGは合成成分なのになぜOLIMに使われているのですか?
OLIMに配合されているBG(ブチレングリコール)は、ローズマリー葉エキスの静菌作用を最大限に引き出す特殊な抽出方法に必要な溶剤です。BGを使用することで、フェノキシエタノールなどの合成防腐剤が不要になります。エタノール・合成界面活性剤・合成防腐剤・合成香料・増粘剤がすべて不使用であることと合わせてご理解ください。
Q. 化粧水だけで土台は整いますか?
化粧水の成分選びと洗顔の見直しが最も影響が大きいステップです。加えて、乾燥が気になる場合はOLIMを使い続けながら、天然100%の美容オイルを1〜2滴プラスするのがおすすめです。合成成分を含まないオイルで水分の蒸発を防ぐことで、化粧水の効果をより引き出せます。市販のクリームは合成界面活性剤を含むものが多いため、土台づくりの期間は天然オイルへの切り替えを検討してみてください。
Q. 過敏肌でも天然硫黄化粧水は試せますか?
OLIMは過敏肌・汚肌の方を中心に13年間サポートしてきた化粧水です。全5成分のうちBGは合成成分ですが、ローズマリー葉エキスの静菌作用を引き出す抽出方法に必要なものです。エタノール・合成界面活性剤・合成防腐剤・合成香料・増粘剤は不使用で、できる限りシンプルな処方にとどめているため、刺激に敏感な方でも試しやすい設計になっています。無料サンプルで少量から確認することをおすすめします。

まとめ:化粧水選びは「補う成分」と「避ける成分」の両方を見る

肌の土台づくりにおける化粧水選びは、「何が入っているか」だけでなく「何が入っていないか」を同時に確認することが重要です。

化粧水選びのチェックリスト
  • ケラチン構造にアプローチする成分(天然硫黄など)が含まれているか
  • 天然由来の保湿成分(グリセリンなど)が含まれているか
  • エタノール・アルコールが不使用か
  • 合成界面活性剤が不使用か
  • 合成防腐剤(フェノキシエタノール・パラベンなど)が不使用か
  • 合成香料・増粘剤が不使用か
  • 成分数が把握できるシンプルな処方か

このチェックリストを満たす化粧水を選び、同じケアを1ターンオーバー(約28日)継続することが、肌の土台を整える最も確実なアプローチです。OLIMでは、初めての方向けに無料サンプルをご用意しています。まずは成分を肌で感じることから始めてみてください。

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開発者松本千賀子

株式会社スキンケアラボラトリ代表。
化粧品業界に40年携わり、延べ10万回以上の肌相談を重ねてきました。
その経験をもとに太古の海の地層から生まれたミネラルを含む水をベースに、自然由来にこだわった化粧水を開発しました。
試作品のその浸透性に興奮して夜も眠れなかったぐらいです。
お客様からも 「肌にどんどん入っていく感じがする」 「つけると肌がひんやり落ち着く」 という声をいただいています。
与えすぎない、削ぎ落とすケアを大切に、 今も自分の肌で確かめながら改良を続けています。

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