成分からの肌改善 硫黄と美肌スキンケア

硫黄含有化粧水が少ない理由|OLIMが特別な背景

執筆者 : 開発者松本千賀子

「硫黄が肌に良い」と知って、化粧水を探してみた方はいませんか。

しかし調べてみると、思ったより見つからない。

あったとしても、成分表を見ると合成成分や防腐剤が多く含まれていたり、においが強かったりする。

天然由来で、においもなく、高含有の硫黄含有化粧水——そんな製品は、ほとんど存在しないのが現実です。

なぜ、硫黄含有化粧水はこれほど少ないのでしょうか。

そしてなぜ、OLIMナチュラルローションはそれを実現できているのでしょうか。

その背景を知ることで、OLIMが特別である理由が見えてきます。

この記事でわかること
  • 硫黄含有化粧水が市場に少ない理由
  • 硫黄をスキンケアに使うことの難しさ
  • OLIMナチュラルローションが実現できた背景
  • 「添加した硫黄」と「もともとある硫黄」の本質的な違い

硫黄が肌に良いことは、古くから知られていた

硫黄が肌に良いという事実は、今に始まった話ではありません。

草津・登別・阿蘇——日本を代表する名湯の多くが「硫黄泉」であり、「美肌の湯」として古くから親しまれてきました。

医療分野でも、硫黄は日本の医薬部外品の有効成分として認められており、ニキビや皮膚トラブルのケアに長年活用されてきた実績があります。

これほどの実績がある成分なのに、なぜ日常のスキンケアとして広まらなかったのか。

その理由は、硫黄をスキンケアに使うことの「難しさ」にあります。

硫黄含有化粧水が少ない3つの理由

理由① におい問題——製品化の最大の壁

硫黄というと、温泉の独特のにおいを思い浮かべる方がほとんどです。

温泉のにおいの正体は「硫化水素(H₂S)」という揮発性の高い気体です。

この硫化水素は、硫黄成分を製品に配合しようとすると発生しやすく、においの制御が非常に難しいという問題があります。

においのある化粧水は、使用感として受け入れられにくい。

においを抑えようとすると、硫黄の働きも失われやすくなる。

「においを消しながら、硫黄の効果を残す」——これが製品化における最大の壁でした。

理由② 安定性の問題——製品として成立させる難しさ

硫黄化合物は化学的に不安定な状態になりやすく、製品の中で変質・変色・においの変化が起きやすいという問題があります。

化粧品として販売するためには、製品が一定期間安定した状態を保つことが必要です。

硫黄をそのまま配合すると、この安定性の確保が非常に難しくなります。

防腐剤や安定剤を多く加えれば安定するかもしれませんが、それでは「天然由来」からは遠ざかってしまいます。

理由③ 天然由来との両立が難しい

天然由来の処方を保ちながら、高含有の硫黄を安定した状態で製品に存在させること——これは技術的にも原料調達の面でも、非常に困難な課題です。

一般的なスキンケアメーカーが硫黄含有化粧水を作ろうとすると、におい・安定性・天然由来のいずれかを犠牲にせざるを得ないことが多くあります。

これが、市場に硫黄含有化粧水がほとんど存在しない根本的な理由です。

OLIMはなぜ実現できたのか

OLIMナチュラルローションは、においが全くと言っていいほどなく、天然由来原料98.6%、そして環境省が定める硫黄温泉基準値の380倍もの硫黄を含んでいます。

なぜ、これほど困難なことが実現できたのでしょうか。

その答えは、OLIMの出発点にあります。

OLIMが硫黄に辿り着いた経緯

OLIMナチュラルローションの開発において、ある原料の肌へのなじみの良さが際立っていることに気づきました。

「なぜこの原料はこんなにも肌になじむのか」

その疑問から成分を詳しく調べていったところ、その原料にもともと硫黄が高含有で含まれていることが判明したのです。

硫黄を「配合しよう」と決めて作ったのではありません。

原料そのものの力を追いかけていったら、硫黄という答えにたどり着いた。

これがOLIMの出発点です。

「添加した硫黄」と「もともとある硫黄」の決定的な違い

一般的な硫黄含有製品は、精製した硫黄成分を後から「添加」する方法で作られます。

この場合、においの制御・安定性の確保・天然由来との両立という3つの壁を、それぞれ人工的な処理で乗り越える必要があります。

OLIMの場合はまったく異なります。

原料にもともと硫黄が天然に含まれているため、においの原因となる揮発性の硫化水素が少なく、安定した形態で硫黄が存在しています。

天然の硫黄温泉と、お風呂に硫黄を後から加えたお湯が異なるように——硫黄の「存在のしかた」が、においにも安定性にも肌へのなじみにも、根本的な違いをもたらします。

添加した硫黄ともともとある硫黄の違い
  • 添加した硫黄:においの制御が難しい・安定性の確保が必要・天然由来との両立が困難
  • もともとある硫黄:天然原料の中に安定して存在・においが少ない・天然由来の処方と自然に両立

OLIMナチュラルローションの硫黄は「もともとある硫黄」です。

だからこそ、においなく・天然由来98.6%・温泉基準380倍という、通常では両立し得ない条件を満たせています。

この事実が意味すること

市場に硫黄含有化粧水がほとんど存在しない理由は、「硫黄が難しい成分だから」ではありません。

「後から添加する」という方法では、においと安定性と天然由来の壁を超えられないからです。

OLIMナチュラルローションが特別なのは、その壁を「技術で乗り越えた」のではなく、「そもそも壁が存在しない原料」を発見したからです。

硫黄を探して見つけたのではなく、原料の力を追いかけていたら硫黄に出会った。

この出発点の違いが、他に類を見ない製品を生み出しました。

まとめ|OLIMナチュラルローションが特別である理由

硫黄含有化粧水が市場にほとんど存在しないのは、においの制御・安定性・天然由来との両立という3つの壁があるからです。

OLIMナチュラルローションはこれらの壁を、原料にもともと硫黄が天然に含まれているという出発点によって、自然に乗り越えています。

環境省の硫黄温泉基準値の380倍の硫黄を含みながら、においが全くと言っていいほどなく、天然由来原料98.6%。

この事実は、スキンケア業界において非常に稀有な存在であることを示しています。

この記事の要点
  • 硫黄が肌に良いことは古くから知られていたが、においの制御・安定性・天然由来との両立が難しく製品化が困難だった
  • 一般的な硫黄含有製品は「後から添加」するため、この3つの壁に直面する
  • OLIMナチュラルローションは原料にもともと硫黄が天然に含まれており、この壁が存在しない
  • 温泉基準380倍の硫黄・においほぼなし・天然由来98.6%という条件の同時実現は、この出発点の違いによる
  • 「硫黄を探したのではなく、原料の力を追いかけたら硫黄に出会った」というOLIMの原点がここにある

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開発者松本千賀子

株式会社スキンケアラボラトリ代表。
化粧品業界に40年携わり、延べ10万回以上の肌相談を重ねてきました。
その経験をもとに太古の海の地層から生まれたミネラルを含む水をベースに、自然由来にこだわった化粧水を開発しました。
試作品のその浸透性に興奮して夜も眠れなかったぐらいです。
お客様からも 「肌にどんどん入っていく感じがする」 「つけると肌がひんやり落ち着く」 という声をいただいています。
与えすぎない、削ぎ落とすケアを大切に、 今も自分の肌で確かめながら改良を続けています。

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