成分からの肌改善 硫黄と美肌スキンケア

硫黄系スキンケアは冬にも使える?

執筆者 : 開発者松本千賀子

毎年冬になると、同じ悩みが繰り返される。

化粧水をたっぷり使っているのに、夕方にはつっぱる。

乳液を重ねても、翌朝には粉ふきがある。

「もっと保湿しなければ」と、アイテムを増やしてきた。

でも——改善しない。

もしかしたら、問題は「保湿の量」ではなく「保湿が効かない理由」にあるのかもしれません。

この記事では、冬の乾燥が改善しない本当の理由と、硫黄含有スキンケアが冬の肌に深く関わる理由を解説します。

この記事でわかること
  • 冬の乾燥が改善しない本当の理由
  • なぜ「補うケア」を増やしても解決しないのか
  • 硫黄が冬の肌の根本に働きかけるしくみ
  • 冬の使い方と続けた方の変化

冬に「保湿しても乾燥する」のはなぜか

多くの方が冬になると保湿ケアを強化します。

化粧水を重ねる回数を増やす。

乳液をプラスする。

クリームを厚めに塗る。

それでも乾燥する。

この「乾燥の悪循環」には、見落とされがちな原因があります。

原因① 保湿を「受け取れない」肌になっている

冬は気温と湿度が下がることで、皮脂の分泌量が減少します。

皮脂は肌表面のバリアを担う成分のひとつです。

皮脂が減るとバリアが薄くなり、内側の水分がどんどん蒸発していきます。

さらに冬は代謝が低下し、肌のターンオーバーも遅くなります。

古い角質が表面に積み重なると、化粧水がなじみにくくなり、「塗っているのに届いていない」という状態が生まれます。

これは「水が足りない」のではなく、「水が入れない・留まれない状態」になっているのです。

原因② ケラチン繊維が乱れ、NMFが流れ出している

さらに根本的な問題があります。

角質細胞の内側には「ケラチン繊維」という骨格があり、NMF(天然保湿因子)はこのケラチン繊維の上に留まっています。

ケラチン繊維をハンモックに例えると、NMFはそのハンモックに乗った水分です。

冬の乾燥環境ではこのケラチン繊維が硬くなり、構造が乱れやすくなります。

ハンモックが壊れると、いくら水を注いでも流れ落ちてしまいます。

「保湿の量を増やす」ことは、穴の空いたハンモックに水を注ぎ続けることと同じかもしれません。

ケラチン繊維はシステインというアミノ酸を多く含み、硫黄を介したジスルフィド結合(S-S結合)によって構造を保っています。

つまりケラチン繊維の骨格を整えるためには、この S-S結合に関わる硫黄のサポートが根本的なアプローチになります。

冬の肌に硫黄が深く関わる理由

冬の乾燥の根本原因が「ケラチン繊維の乱れによるNMFの流出」と「バリア機能の低下」にあるとすれば——

硫黄はまさにその根本に働きかける成分です。

働き① ケラチン繊維のS-S結合をサポートし、NMF保持力を回復させる

硫黄はケラチン繊維を束ねるジスルフィド結合(S-S結合)に関与します。

外から硫黄を含むスキンケアを取り入れることで、このS-S結合がサポートされ、ケラチン繊維の骨格が整う方向に働きかけます。

骨格が整うと、NMFが角質細胞内に留まりやすくなります。

水を補うのではなく、水を留めるハンモックを修復する。

これが冬の乾燥対策において、硫黄が根本的なアプローチになる理由です。

働き② 古い角質をやわらかくし、「化粧水が届く肌」を取り戻す

冬はターンオーバーが遅れ、古い角質が積み重なりがちです。

硫黄の角質溶解作用は、古くなった角質をやわらかくして自然に剥がれやすくする働きです。

スクラブのように物理的に削るのではなく、ケラチン構造に穏やかに作用するやさしいアプローチです。

古い角質が整うと、化粧水が肌になじみやすくなります。

「届かなかった化粧水が、届くようになる」——この変化が冬の乾燥ケアを変えます。

働き③ 皮脂バランスを整え、バリア機能を安定させる

冬は皮脂が減少するため、バリア機能が低下しやすい状態にあります。

硫黄は皮脂の量を「取る」のではなく「整える」方向に働きかける成分です。

冬の乾燥肌の方には、残すべき皮脂を守りながらバリア機能を安定させる助けになることがあります。

「冬には刺激が強いのでは」という誤解

硫黄の角質溶解作用を聞いて、乾燥した冬の肌には強すぎると感じる方もいます。

しかし、これは誤解です。

OLIMナチュラルローションの硫黄は、後から添加した成分ではありません。

原料にもともと天然に含まれていた硫黄であり、においが全くと言っていいほどない、安定した形態で存在しています。

環境省が定める硫黄温泉基準値の380倍の硫黄を含みながら、においも刺激も穏やかなのは、この「天然にもともと存在する硫黄」という形態によるものです。

むしろ、冬に角質が厚くなっている状態こそ、硫黄の角質ケア作用が働きやすい状態といえます。

冬に使い続けた方からの声

「冬になるといつも乾燥がひどくなっていたが、使い続けたら以前よりつっぱりが気にならなくなった」

「化粧水をたっぷり塗っていたのに乾燥していた。シンプルなケアに変えて続けたら、肌が落ち着いてきた」

「冬でも刺激を感じなかった。むしろ肌がしっかりしてきた気がする」

冬の使い方のポイント

ポイント① 朝の洗顔はOLIMナチュラルソープで軽く洗う

冬は皮脂が少ない状態にあります。

朝まで分泌された皮脂は、バリア機能を守る大切な成分です。

しかし睡眠中には古い角質が表面に持ち上がってきます。

この不要な角質は、朝のうちに穏やかに洗い流しておくことが大切です。

OLIMナチュラルソープを泡立て、石鹸水が肌に触れる程度のやさしい洗顔が理想です。

ゴシゴシこすらず、泡をやさしくのせて流すだけで十分です。

OLIMナチュラルソープは天然由来原料99.6%・コールドプロセス製法で作られており、洗いながら保湿力も高める処方です。

「水だけ洗顔にしたら肌の調子が悪くなった」という声もあります。

水洗いだけでは睡眠中に持ち上がった角質が残ってしまうため、OLIMナチュラルソープで軽く洗うことをおすすめします。

ポイント② 洗顔後はすぐになじませる

冬は洗顔後の水分蒸発が特に速くなります。

洗顔後はできるだけ早くOLIMナチュラルローションを手のひらでやさしくなじませてください。

「すぐになじませる」この一手間が、冬の乾燥予防に大きく効きます。

ポイント③ 天然オイルでしっかり仕上げる

化粧水の後は天然の美容オイルを重ね、うるおいに蓋をします。

乳液やクリームに含まれる界面活性剤や防腐剤が肌負担になることがあるため、OLIMでは天然オイルでの仕上げをおすすめしています。

冬はオイルをやや多めに使うと、保湿効果が持続しやすくなります。

ポイント④ 「変化が出るまで」続ける

硫黄はケラチン繊維の構造を整える成分です。

この変化は一度で出るものではありません。

継続することで、ある時点から「気づいたら乾燥が気にならなくなっていた」という変化を感じやすくなります。

冬の間も毎日続けることが、最も大切なポイントです。

まとめ|冬の乾燥の答えは「補う量」ではなく「土台」にある

毎年冬になるたびに乾燥と戦ってきたなら——

もしかしたら、ケアの方向が違っていたのかもしれません。

補う量を増やすことではなく、NMFを留めるケラチン繊維の骨格を整えること。

バリア機能を支える皮脂のバランスを整えること。

古い角質を穏やかにほぐして、「届く肌」を取り戻すこと。

硫黄含有スキンケアは、冬に最も必要とされる「土台を整えるケア」を担う成分です。

この記事の要点
  • 冬の乾燥の根本は「水分不足」ではなく「ケラチン繊維の乱れによるNMF流出」と「バリア機能の低下」
  • 硫黄はS-S結合をサポートしてケラチン繊維を整え、NMFが保持されやすくする
  • 「乾燥した冬には刺激が強い」は誤解。天然原料由来の硫黄は穏やかに作用する
  • OLIMナチュラルローションは温泉基準380倍の硫黄をにおいなく届ける
  • 補うより整える。冬こそ土台からのケアが乾燥の悪循環を断ち切る

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開発者松本千賀子

株式会社スキンケアラボラトリ代表。
化粧品業界に40年携わり、延べ10万回以上の肌相談を重ねてきました。
その経験をもとに太古の海の地層から生まれたミネラルを含む水をベースに、自然由来にこだわった化粧水を開発しました。
試作品のその浸透性に興奮して夜も眠れなかったぐらいです。
お客様からも 「肌にどんどん入っていく感じがする」 「つけると肌がひんやり落ち着く」 という声をいただいています。
与えすぎない、削ぎ落とすケアを大切に、 今も自分の肌で確かめながら改良を続けています。

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